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2019年8月13日 (火)

ポキン ぷつり

祖母は

父が

47歳の頃の子供だったということがあり

わたしが

小学生低学年の頃には

アルツハイマーの

言動が現れていた


社宅で暮らしていた時

母は

着付けや茶道 華道に忙しくて

わたしと祖母は

ふたりで留守番をしていた


時々ひらひらのワンピースで

わたしがピアノレッスンに行く

以外は

わたしが祖母の見張りをしていた


今から思えば

母に似せて

きつい言い方をしていたと思う


ごめんなさい おばあちゃん


わたしが祖母を

そんなことをしてはいけないの!と

叱ると


祖母が

裁ち鋏を持ってきて

倒れて死んだふりをした


わたしは本当に祖母が

死んでしまったと

勘違いして


おばあちゃん おばあちゃんと

体をゆさぶる


すると祖母は

おちゃめに笑いながら

おばあちゃんが死んだと思った?と

起き上がる

ということを

何度かしていた


わたしは母に

話してはいけない気がしたのか

母が聞いてくれなかったのか

どちらか忘れてしまったのだけれど


おばあちゃんの言動に

心を痛めていたことを

話せていなかった


いつだったか

姉に話したらすごく驚いていて

つらい経験だったことを

思い出した


「それはつらかったね」と

次男がドクターに言われているのを

聞いて


そういえばわたし

それはつらいねと

言われたことがないなと

気づいた


家系的に

すぐに

消えてしまいたいと

考えるところがあるのかもしれない


ポキン ぷつりと

折れたり 切れたりしやすいのかも


幼い時から

なぜ生きているのだろうと

考えていた


それに

どうせ死ぬのだから

楽しく生きればいいのにと

親戚に話していたほどで

それでいて妙な正義感もある

おませな子供だった


生きても死んでもどっちでもいいわ

いつかみんな

死ぬでしょう

死なないひとはいないでしょうと

考えていて


やる気のない

やたら死にたいと考えている

子供時代だった


今もあまり変わらない

ふいに死にたいと考える


だから

息子の気持ちがよくわかる


ママもね

たまに死にたくなるよ

どうしたら楽になるかなと

答えるようにしている


「それはつらいね」は

よく忘れてしまう


自分が親にしてもらっていないことは

自然には

できない

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