植物の気持ち
植物には
気持ちがないと思われているかたが
多いと思うのだけれど
バルコニーやお庭の植物
道路や公園の草木
森や山の木々は
実はおしゃべりのようなものをしていて
葉っぱを食べられそうになると
食べられないように
おいしくなくしたり
仲間も
葉っぱを食べられないように
おいしくなくするように危険を知らせたり
枯れそうな仲間を
土のかなで助けたりしている
わたしたち人間は傲慢だから
わたしたちだけに
心があって
死の恐怖を感じたり
仲間を守ったり
助け合ったりする力があると
思っている
食物連鎖のなかで
生きとし生けるものすべてに
見える程度に
かなり違いはあれど
気持ちのようなものがある
植物にも
気持ちのようなものがあるというのは
科学的に証明された?
ということもあるのだけれど
される前から
いったいこれはなんだろうと
わたしは不思議に思っていた
自然のなかにいる
お庭にいる
鉢植えにされている
草木は
表情が違っていて
自然のなかにいる草木は
何か話しているようで
一番命が輝いている
写真に撮るとよくわかる
そして雨が降りそうだったり
嵐がきそうだったり
そんな時は
道路の木々が何か話している
だからもうすぐ
何かやってくるのだとわかる
わたしが知らないで
いたずらで傷つけられた森に入った時は
地面から空まで
空気がどよんでいて
悲しみに近いものが溢れていた
よく見ると
幹がはがれていたり
枝が折られていたりしていて
被害にあいました
やめてくださいと
張り紙がしてあった
たまに見かける
ばっさりと切られた切り株は
年輪を見ると
こんなに大きく育ったのにねと
残念に思うのだけれど
小さな芽が
出て来ている
切り株なのに
どうして芽がでるのかなと
思うのだけれど
土のなかで
他の木々が自分の根を使って
手伝っているのですって
人間は食べるだけ食べて
捨てるだけ捨てて
生態系を壊して
なんだかやはり傲慢よねと
思う
誰でも
自然の声を聞こうとしたら
聞こえるかもしれないのに
自然から離れて暮らしている
バルコニーやお庭の木々
いつも歩いている道路の草木
公園や森
山の自然が
心を澄ましてみたら
あなたに何か話しかけているかもしれない
夢の中でさようならを
伝えているかもしれない
元気な妖精の姿がちらりと見えるかもしれないと
思うのだけれど
物語みたいで
みんなもう
こういう声を
きこうともしなくなったのかなと
どこか寂しく思う
たまには公園をお散歩して
風や
木の葉のささやきを感じてみるのも
いいかもしれない
公園に行けなくても
近くにある木々や小鳥が
人間にはない何かを
おしゃべりしているのが
聞こえてくるかもしれないよ
コメント