見捨てられ不安
わたしに見捨てられ不安が
あるとしたら
幼いころ
どのようなきっかけが
あったのかしらと
考えてみたことが
以前あったのだけれど
3歳くらいの記憶にたどり着いた
母は嫁姑問題から逃げたい
という思いと
わたしが幼いうちに
働いておこう
という気持ちから
母の実家近くで働いていた
3歳までは
母方の祖母が
仕事の間わたしのおもりを
してくれていたそうで
おじいちゃん
国会中継が始まるよと
おしゃべりする
おしゃまで
かわいらしい子だったと
大きくなってから聞いた
3歳になった頃かな
幼稚園が始まるからか
わたしは急に母に仕事時
連れていって もらえなくなり
わけもわからず
母が仕事に行く時間
いつもわたしは泣いていて
当時
実家の前には細い道が続いていて
お地蔵様が
あったのだけれど
その道を
歩いて振り返らない母に
行かないで
一緒に行くと
号泣していた記憶がある
どれだけ大きな声で泣いても
母は一度も
振り返ってくれなくて
姉がおもしろいことを言って
笑わせてくれた
この光景が
わたしの見捨てられたという
イメージなのかな
母は
わたしが幼稚園の年長さんから
専業主婦になったのだけれど
母は
そこまでして
仕事をする必要は
なかったと思う
3歳までは
母なるものと一緒に過ごす
というのが
子供の成長には必要
それに
朝余裕がなかったのかも
しれないけれど
一度向き合って
わたしと話し合うこともできたはず
でも母は何もしなかった
次男が3歳の時
幼稚園に入園したのだけれど
幼稚園に送ると次男が
号泣して
わたしは
振り返らずに帰るを
繰り返していた
母もわたしも
振り返るのがつらかった
と言えば
格好も良いけれど
立ち止まって
話し合うことだってできたはず
わたしは
なんてことをしているのだろう
あの時の母と
同じではないか
これは幼い日の
八つ当たりではないかと
自分でもショックを受けて
何か変えなくてはと
思ったのだけれど
次男が母子分離不安になり
泣くばかりの毎日を
さまざまなひとから指摘され
ますます
母としての自信を失うばかり
だった
その頃お世話になった相談員さんに
ももさんは
お子さんの扱いが上手で
よくお世話されていますが
お母様もそんな風に
よくお世話をされて
ももさんを育てたかたなのでしょう?と
質問されたことが
あったのだけれど
わたしが
母は丁寧に子供を世話するひと
ではなくて
何でも自分でやってきましたと
答えたら
相談員さんに驚かれて
してもらっていないことを
してあげる
というのは
とても大変なことで
なかなかできないことなのですよ
てっきり
お母様もお世話好きなかたかと
思いましたと
言われたことがあった
口うるさいだけの
母のようになりたくないと
思いすぎるのも
良くないけれど
反面教師でいいのではないかと
思っていても
どうしても似てしまうもので
経験のなかで
自分がこうありたいという
女性としての
おおらかさや包容力を
身につけていけたら
素敵かなと 思っている
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