夜の町で思い出す
ニュースの夜の町で
思い出したのだけれど
二十歳くらいのころ
お友達の男性に
連れられて
ホストクラブに
行ったことがある
お友達の男性は
ホストクラブのナンバーワンと
友人関係で
ナンバーワンは
高校時代から
常に彼女が
20人ほどいた と聞かされた
紹介されて会ってみると
普通のひとだったけれど
ナンバーワンになるような
ひとだった
お客として行ったわたしは
ナンバーワンにロックオンされた
それからは
親友の女性と一緒に
ホストクラブに
遊びに行くようになった
その後わたしは
デート
といってもお友達の家に
連れて行かれたり
カフェでパフェを食べたりだった
けれど
ナンバーワンの本命彼女と
言われていた
彼は
本当かどうかは
わからないけれど
お母様が
がん治療で高額な医療費が必要になり
この仕事をしていると
話していた
何が本命なのかわからないでいると
マスターが
ナンバーワンの本命だよ
すごいことだよ
それなのに
スキーのお誘いを断ったんだって?
もったいないと
長々と具体的に
本命について
説明してくれたのだけれど
結局わたしには
よくわからなかった
ホストクラブは
中毒性があるので
若いうちに失敗?しておいて
良かったと思う
その時
同じホストクラブで
学費のために働いている
大学生の男性に
結婚を前提に
真面目に告白されて
ナンバーワンに
土下座されたり
はたまた
わたしをナンバーワンに
紹介したお友達の男性に
告白されたりと
ややこしいことになっていった
夜の町を歩いていると
5分おきくらいに
ナンパされた
というわけで
ホストクラブは
かなり密だと思う
いきなり
キスしているひともいるからね
ホストクラブに通いたいから
夜の町で働いて
みついでいる女性もいて
驚いたな
*****
ナンパで思い出したけれど
息子の学祭で
息子のサークルを探しながら
キョロキョロしていたら
知らないうちに
わたしは
ナンパロードを歩いていた
息子と同年代の男性と
よく目があって
息子じゃなかったと
わたしは
がっかりしていたけれど
ナンパ目的でみんなギラギラしていたと
後から息子に聞いて
お母ちゃんでごめん…と
大爆笑したことがあった
息子は委員会やサークルふたつに
所属していたので
そのうちひとつに行ってみると
建物のなかで
息子が受け付けをしていて
女の子たちに
あのひと見て
まじでカッコいいと
キャーキャー言われていた
本人は
目立つことが苦手なので
特に喜んでいるわけではない
わたしも
ファンクラブがあった頃
騒がれて
目立つのが嫌だった
似ている
息子もだけれど
同姓なら安心かというと
同姓からもやたら騒がれ
好かれる
好かれることは
本当はよいことなのかもしれないけれど
わたしは
うまくやれなかった
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