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2020年10月 2日 (金)

大事な決め事

おはなしはどんどんと進み

kさんが

てきぱき てきぱきと

対応していた


みとりというのは

延命治療はしないのだけれど

まだ義理の母が若いので

たくさんの確認事項があった


点滴の使用は

血管がもろくて入らなくなるまで

行うか


酸素は

亡くなるまで使うか


義理の父の場合

救急で

気道の確保や心臓マッサージを行うか


ふたり分

考えなければいけなかった


旦那は無言だった


いつもながら

責任をとりたくなかったのだと思う


Kさんが

すべて判断して

大変な確認作業が続いた


施設のひとが

お母さんを

できるだけ長く

お父さんのそばにいさせてあげたい

ということですねと

言うと


Kさんが

そうです

酸素を使って

1日でも長くお父さんと

過ごさせてやってくださいと

答えていて


わたしは控えめに聞きながら

内心驚いていた


それから

あざができたり

骨折しやすいことの了承


入れ歯や

歯科治療の希望

歯ブラシの確認


病院の診察カード

通帳や印鑑

必要事項の記入


最後なので

好きな食べ物を

差し入れてください

何が好きですか?

という質問などなど

永遠続いた


わたしは

何もわからなかったけれど

旦那も

何も知らなかった


Kさんは

すべててきぱき答えていて

わたしなら

自分の親でも

ここまでできないわと

思った


旦那も

わたしも

サインをしたのだけれど

長男とサインしているのに

最後の方になり

旦那は

施設のひとに

長男さん?ですよね?と

言われていた


いつもながら

施設のひとから見て

旦那が誰だかわからないので

わたしも誰だかわからず


サインする時に

わたしはどうしても

長男の嫁と書けなかった


なぜかな

書く手が止まってしまう

***続きます***

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