最後のお風呂
わんこのはなしに
もどります
糞尿のことを書いていますので
苦手なかたは
スルーしてください
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わんこが
食糞を繰り返しながら
魚くさい尿を
するようになった
細菌感染したのではないか…と
思う
目も白内障になり
ほとんど見えていない
耳もあまり聞こえていない様子
鼻は大丈夫そう
ケージを
とんとんとすると
揺れで
わたしが来たと気づいていたので
とんとん として
知らせていた
ケージは
ぶつかっても痛くないように
クッション性のあるもので
囲み
ペットシーツを最大サイズにした
床擦れ防止に
マットを敷いた
目があまり見えないのは
耳や鼻メインで暮らす犬
ではあるけれど
怖かったと思う
病院に連れていきたかった
けれど
わたしに
犬アレルギーがあるので
ひとりでは難しい
わんこの医療費もなかった
旦那には 無視された
悩んでいるうちに
わんこが
立てなくなり
奇妙な声を出すようになる
これはもう
長くはないのかもしれないと
思い
延命治療について
話し合いをしようとしたけれど
旦那はまた 無言だった
アレルギーで
なかなか難しいのだけれど
わんこの世話やケア
話しかけをしているのは
わたしだけ
なので
ゴム手袋とマスク メガネをして
温泉の湯に入れて
カット
マッサージしてみることにした
すると糞尿が
大量に
おなかからおしりまで
くっついて
かたまりになり
立てないくらいに重くなっていて
それで
奇妙な声を出していたと
わかった
かなりやせている
下痢をしていると
思っていたのは
おしりが
糞尿で
ふさがれていたからだった
ポメなので
長い毛と便がからまって
かたくなっている
お湯でとかしながら
カットしてほぐしていたら
お風呂の床が茶色になり
ひどい臭いに えずいてしまった
とかしたり
切ったり
便のかたまりを袋に入れて
えずいたり
ようやくきれいな状態に
わんこをやっと
温泉の湯に
入れられた
マッサージしながら
シャンプーをすると
わんこは
うっとりと していた
お風呂は嫌いだけれど
温泉は気持ちいいみたいで
長く一緒にいてくれて
ありがとうね
と言いながら
マッサージをした
痛々しい
かなりやせている
次男と似ている
目つきも
似ている
温泉マッサージ後
わんこは
重たいかたまりがとれたので
普通に立って
ごはんが食べられるようになった
老犬用のドックフードは
あまりすすまないので
お肉と野菜をまぜたお粥を作ると
がつがつ食べた
毛並みもきれい
歯も丈夫
噛む力も強い
しばらくしたら
目がある程度
見えるようになった
また
悪くなるかもしれないけれど
元気になるかもしれないと
思い
長男と次男に
わんこに
ずっと一緒にいてくれて
ありがとうと
伝えてねと
知らせた
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