苦しむひとを 目の当たりにしたとき 1
苦しむひとを
目の当たりにしたとき
自分が苦しんでいるとき
いったい
どうしたらいいか と
悩むことがある
ひとりひとり違う人間
これが正解 はないと
思うのだけれど
わたしの
経験から学んだことを
書いてみる**
苦しんでいるひとを
目の当たりにしたら
なんとか元気にしてあげたい と
思い 慌てる
苦しいよねと
声をかけたら
もっと苦しくなるのではないか と
思い
怖さから 共感できず
やたら励ます
苦しんでいるひとに 行動させようとする
マイナスの感情を
悪いことのように思い
打ち消そうとする
家族にできることを
考えないで
専門家を頼りすぎ 悪化する
目を背けて逃げる
苦しんでいるひとを 下に見て
意見を言う
ということは
ありがちなこと なのかもしれない
同じ苦しみを経験したひとや
心理を学んだひとなら
どのようにしたらよいか
または
何もしないのがよい を
ある程度 知っている
(専門家でも
わかっていないひとは わかっていない)
苦しんでいるひとは
こんなことで
苦しんではいけない
もっと強くならなければ と
苦しんでいる自分を 否定したり
もしかしたら
受け取りかたの問題で
苦しんでいる内容は
たいしたことでは
ないのかもしれない と
苦しみに
自信がなくなったり
苦しいことは
思ってはいけない
話してはいけない
マイナスの感情は 悪いことだ
もっともっと 頑張らなくては と
思いこんだり
誰にも
受け入れられない
認められることも ない
理解してもらえない
否定される ということに
傷ついたり
ひとりになりたい
そっとしておいて欲しい と
拒絶したり
記憶があいまいだったり
やたら下に見られたり
という
不安や恐怖のなかで
孤独に
さまざまな気持ちを 抱えている
そんなひとを
目の当たりにしたら
おせっかい自己中な
わたしは
求められていないのに
全力で力になってあげたい と
暴走するのだけれど
つらいひとには
つらいよね
という共感だけでいいんだ
つらいひとに
意見を言う
元気にしてあげようとする
と
否定 になるよね
ということを
経験から学んできた
受け取る側の
「どんなことも受け入れ
あなたを認めている
それでいいよ そのままでいいよ」
という
態度やメッセージは
心からの態度なら
苦しんでいるひとに
安心感を与え
否定される
怒られることがないので
緊張がほぐれ
苦しんでいるひとは
話しやすくなる
解決したいからと
認めたふり
受け入れたふりは
不快になるだけ
受け取る側に
心から受け入れる気持ち
学びが
必要で
受け取る側に
免許は必要ない
受け取る側の
そんなの
たいしたことないよ
もっと 不幸なひとがいる
元気になるべきだ
甘えている
行動しなさい
もっと頑張りなさい
という
態度や言葉は
受け取る側の自己満足にすぎない
苦しいひとを 傷つけている
受け取る側は
正しいことを言ったと思い
苦しんでいるひとを
さらに傷つけている自覚のない
ひとが多い
苦しんでいるひとは
あきらめ
もう話さないでおこう と
静かになる
それで うまくいったと
勘違いする受け取る側も
多いと思う
受け取る側は
ただ ひとこと
それは つらかったね
不安になるよね
悲しいね 苦しいよね と
共感すればいい
これからどうしたらよいか
何が正しいか
などという言葉は
受け取る側が
実は
自分の不安から言っているだけで
苦しんでいるひとに
寄り添っているわけではない
下に見ている
自分が正しいとばかりの
アドバイス
正論パンチばかりは
誰にとっても きつい
わたしの文章も
うざったい
**続きます**
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